菅、石破氏が会談=自民総裁選へ意見交換か
自民党の菅義偉前首相と石破茂元幹事長は1日夜、東京都内の中国料理店で約1時間半にわたって会談した。石破氏は9月に想定される党総裁選に出馬する意向。政権批判を強める菅氏と、今後の対応などを巡り意見交換したもようだ。会談には武田良太元総務相も同席した。
石破氏は、報道各社の世論調査で高い支持を受ける一方、党内基盤の弱さが課題。過去4回、総裁選に挑戦したが、いずれも苦杯をなめた。
菅氏は、岸田政権下で「非主流派」の筆頭格と目され、無派閥議員を中心に一定の影響力を持つ。先月も、岸田文雄首相(党総裁)に事実上の退陣を要求するなど、動向が注目されている。
武田氏は、二階派の有力議員。首相の後ろ盾である麻生太郎副総裁とはあつれきがある。会談には、「ポスト岸田」を見据えた連携強化の思惑もありそうだ。
[時事通信社]
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