2024-06-27 10:53スポーツ

「クバラドーナ」鮮やか先制弾=ジョージア、歴史的初勝利―サッカー欧州選手権

 初出場のジョージアが歴史的な初勝利で16強入りを果たした。既に1次リーグ突破を決めていたポルトガルは主力を温存したが、エースのロナルドは先発した。ジョージアのサニョル監督は大一番の試合前、選手にこう話した。「ボールを持ったら、16、17歳だった頃、あれこれ考えずにプレーしていたことを思い出して、君たちのサッカーをするんだ」
 開始わずか2分で、ジョージアがクバラツヘリアのゴールで先制した。所属のナポリでクラブの英雄マラドーナにちなみ「クバラドーナ」と呼ばれている23歳。カウンターからの鮮やかな大会初ゴールだった。自身はロナルドを英雄視しており、「試合前に彼の方から『幸運を祈る』と声を掛けてくれた。こんな日が来るとは想像もしていなかった」と振り返った。守備ではGKママルダシュビリが非の打ちどころのないプレーで、チームを支えた。
 決勝トーナメント初戦の相手はスペイン。サニョル監督は「これまで通り、試合開始から終わりの笛まで戦い抜く」と話した。緻密さと野性味が同居するジョージアの快進撃は続くのか。(時事)
[時事通信社]

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