2024-06-26 19:39

介護施設元社長を逮捕=2000万円着服か―大阪府警

 通所介護施設の利用者から預かったキャッシュカードを使い、現金約2000万円を引き出したなどとして、大阪府警は26日、業務上横領などの疑いで、施設運営会社「アッラサルテ」(大阪市)元社長、西影由貴容疑者(38)=同市城東区関目=を逮捕した。「お金の引き出しをお願いされた」などと容疑を一部否認しているという。
 逮捕容疑は2021年5月~23年7月、施設を利用する高齢姉妹から預かったキャッシュカードで、132回にわたり計約2000万円を引き出して着服。姉名義のクレジットカードを無断使用し、ベビー用品などを購入した疑い。 
 府警によると、西影容疑者は姉妹に「手元に現金があった方がいい」などと言い、生命保険契約を解約させ、入金された解約金などを引き出していた。消費者金融への返済や会社経費などに充てたとみられる。
 西影容疑者は23年4月に姉妹の自宅を売却。姉妹は西影容疑者が用意した賃貸マンションに引っ越し、電気やガスを止められ、熱中症で搬送されたこともあったという。姉妹の口座には数百円しか残っていなかった。
[時事通信社]

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