新社長にオシムさんの教え=元Jリーガー、経営安定化へ―福岡
J1福岡に異色の経歴を持つ新社長が誕生した。結城耕造氏(45)は元Jリーガーで、引退後は一般企業の役員、社長を歴任。「日本サッカーの重要な役職に就きたい思いがあった。大きな責任を感じるとともに、本当に光栄」と心境を明かした。
早大に一般入試で入学し、2002年からJ1市原(現千葉)でプレー。当時もクラブ経営の道に進みたい思いがあった。きっかけはユースに所属した横浜フリューゲルスの消滅。「経営やビジネスが世の中に与える影響が大きいと思った」と振り返る。
市原では故オシムさんから教えを受けた。03年、監督に就任すると「日本一を取りにいく」と目標を設定され、クラブはがらりと変わった。ハードな練習が課され、約3カ月休みがないことも。その努力が05、06年にナビスコカップ(現ルヴァンカップ)連覇につながった。
福岡も昨季、ルヴァン杯で国内主要タイトルを初めて獲得。市原時代の先輩である長谷部監督の下でJ1に定着しつつある。オシムさんが「日本人は『失敗から学べ』と言うが、成功から学ぶ方が多い」と語っていたことを引き合いに「そういうメンタリティーが少しずつ選手、チームに根付いてきた」と重ね合わせる。
福岡は23年度決算で5期連続赤字を計上し、約4億円の債務超過を抱える。首都圏企業にも呼び掛けて広告収入を増やすことが喫緊の課題。「市民や子どもたちにとって誇らしいクラブでありたい」との思いを胸に、経営安定化を目指す。
[時事通信社]
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