認証不正「痛恨の思い」=株主総会で社長ら陳謝―マツダ
マツダは25日、広島県府中町の本社で株主総会を開いた。毛籠勝弘社長は今月発覚した自動車の量産に必要な「型式指定」に関する認証不正について、「多大なるご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ない」と陳謝。「痛恨の思いだ。二度と再発させないことが経営責任だ」と再発防止に全力を挙げると強調した。
同社では認証試験を巡り、5車種で不正が判明。このうち、エンジンの出力試験でソフトを書き換えていた「マツダ2」など2車種は、出荷停止に追い込まれた。菖蒲田清孝会長は「(上層部が)業務プロセスの一部を現場に委ね、負担をかけてしまった」ことが不正の一因だったと述べ、今後は管理体制の強化に努めると説明した。
毛籠社長はまた、マツダの独自技術である小型で高出力な「ロータリーエンジン」に関し、バイオ燃料活用による二酸化炭素(CO2)排出削減などを通じて「将来に向けて生き残らせ、世の中に貢献できる技術にしたい」と語った。取締役再任など三つの議案は全て承認された。
[時事通信社]
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