タイブレーク導入へ調査=コミッショナー、「徹底審議」指示―プロ野球
日本野球機構(NPB)がセ、パ両リーグ公式戦の延長タイブレーク制導入に向け、本格的な調査を開始していることが24日、分かった。榊原定征コミッショナーは「導入すべきかどうか、実行委員会等で徹底的に審議するように」と指示している。
タイブレーク制などを研究する専門委員会では、来季以降に採用した場合のメリットとデメリット、延長の何回からどのような状況で始めるかなど、さまざまな意見を出し合っている。
両リーグがタイブレーク導入を視野に入れる理由について、関係者は「引き分けをなくし、勝敗をはっきりさせる」と説明。さらに、試合時間を短縮したり、選手の消耗を抑えたりする狙いもあるという。
米大リーグでは2020年から導入されており、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも採用されている。球団関係者の一人は、「世界の流れはタイブレーク。高校や社会人などアマチュア球界が一足早く実施していることは無視できない」と語った。
[時事通信社]
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