EUROの警備強化へ、ポルトガル戦で侵入者がロナウドと自撮り
【ベルリンAFP=時事】欧州サッカー連盟(UEFA)は23日、前日に行われた欧州選手権のトルコ対ポルトガル戦で、観客数人がピッチに侵入してポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドと自撮りを試みたことを受け、残りの大会期間中は警備を強化すると発表した。≪写真は、サッカー欧州選手権グループステージのトルコ戦でピッチに侵入し、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド〈右〉と写真を撮る観客〈中央〉≫
トルコ対ポルトガル戦では、最初に1人の少年がピッチに入ってロナウドと写真を撮ると、その後に少なくとも5人が同じことをしようとし、ロナウドも次第にいら立ちを募らせていった。
これを受けてUEFAは「安全で安心なスタジアムとピッチ、チームの施設づくりは、UEFAの最優先事項だ」と話し、「その目的を果たすため、追加の安全対策をスタジアムで実施し、大会の要件を満たしつつ、こうした出来事の再発防止を目指す」と発表した。
22日の試合では、ロナウドへ近づく侵入者を止めようとした警備員が、ポルトガルのゴンサロ・ラモスと衝突する場面もあった。
同国代表のロベルト・マルティネス監督も、侵入者の目的が写真を撮ることだけだったのは幸運だと話し、「心配だ。きょうは幸運にも善意のファンばかりだった」「彼らが悪意を持っていたら、非常にまずいことになる…ファンにはいいやり方ではないというメッセージを伝えるべきだ」と懸念している。
UEFAによれば、ピッチへ入った観客はスタジアムから追放され、今後の入場を禁止されるとともに、「不法侵入による正式な刑事告訴」をされる可能性があるという。【翻訳編集AFPBBNews】
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