山下「楽しくプレーできた」=最終組で堂々と―全米女子プロゴルフ
22歳の山下が最終日最終組で堂々とプレーした。「ギャラリーの方がいっぱいいて、すごく緊張したけど、楽しく一日プレーできた」。メジャーで2位に入り、満面の笑みを浮かべた。
首位と2打差で最終日を迎え、2番でバーディーを奪って好スタートを切った。痛かったのは8番(パー4)。フェアウエー左からの2打目のスタンスは両足がバンカーで、グリーンを狙えなかった。3打目もバンカーに打ち込むなど苦戦してダブルボギー。「ボギーで収めたかった。悔しかった」と振り返った。
後半で首位とは離されていったが、粘りを見せた。最終18番のバーディーパットは、決めれば2位、パーなら4位という緊張感のある場面。多くの視線が集まる中で2メートル強をきっちりと沈めた。
全米女子オープンの12位に続き、今回は2位。「この舞台、この順位で戦うのは初めてだった。すごくプラスになった」。4日間を通したフェアウエーキープ率83.9%は全体トップで、抜群の安定感がスコアにつながった。
この結果を受けて、パリ五輪出場が確実になった。山下は「やっぱりオリンピックには特別感がある。出られたら、しっかり日本代表として頑張りたい」と意気込みを示した。(サマミッシュ時事)
[時事通信社]
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