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2024-06-19 17:45World eye

中国競泳の薬物スキャンダル 渦中の１１人がパリ五輪代表入り

【北京ＡＦＰ＝時事】パリ五輪の競泳に臨む中国代表が１９日に発表され、ドーピングスキャンダルに関与したとされる１１人が選出された。≪写真は東京五輪の競泳会場で国旗を掲げる中国の選手〈資料写真〉≫
　２０２１年に延期された東京五輪を前に、同国代表の競泳選手２３人が禁止薬物のトリメタジジンに陽性反応を示したことが４月に明らかとなっていたが、世界反ドーピング機関（ＷＡＤＡ）は食品汚染が原因だったとする中国側の説明を受け入れて処分を科さなかったことが報じられている。このうち数選手は、東京大会で金メダルを含むメダルを獲得している。
　その報道で名前の挙がったうちの１１人がパリ大会に向けたメンバー入りし、バタフライのスペシャリストで東京で２個の金メダルを獲得した張雨霏、こちらも金メダリストの汪順、男子２００メートルの世界王者で世界記録保持者の覃海洋らが名を連ねている。
　先日には米紙ニューヨーク・タイムズが、汪、覃ともう一人の選手から、その数年前に実施された別の検査でも禁止薬物が検出されていたと報じている。中国当局は、３人が汚染された食べ物を誤って摂取したとして、処分は下さなかったと説明している。
　７月２６日に開幕するパリ五輪では、米国やオーストラリアといった強豪国とともに中国勢にはメダル獲得が期待されているが、選手たちは厳しい視線にさらされることになるとみられる。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】

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