ガザ停戦案は「最善策」=合意改めて要求―米大統領
【カイロ時事】バイデン米大統領は16日、パレスチナ自治区ガザの危機打開に向けて自身が5月末に発表した停戦案に関し、「イスラエルが(イスラム組織)ハマスに対して示し、国連安保理も支持したこの3段階の提案が、ガザの暴力停止と最終的な戦争終結のための最善策だ」と述べ、当事者に早期の合意を改めて求めた。イスラム教の「イードアルアドハー(犠牲祭)」に合わせて声明を発表した。
バイデン政権はハマスだけでなく、イスラエルの連立政権の一角を占める極右政党など同国内の停戦反対派にも提案受け入れを迫っている。ハマスは11日に同案への回答を仲介国に伝えたが、イスラエル側はハマスが重要箇所で文言を変更したとして「拒否したに等しい」と批判した。
[時事通信社]
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