4月の経常黒字、2兆円=過去最大、利子・配当収益が増加―財務省
財務省が10日発表した4月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は2兆505億円の黒字だった。黒字は15カ月連続で、4月としては比較可能な1985年以降で過去最大を更新。利子や配当金の収支を示す第1次所得収支の黒字幅が拡大し、全体を押し上げた。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6615億円の赤字(前年同月は1492億円の赤字)。輸出額は前年同月比2.4%増の8兆4282億円。自動車や半導体等製造装置が増加した。輸入額は原油価格の上昇などで8.5%増の9兆897億円だった。
第1次所得収支は26.7%増の3兆8328億円の黒字。金利上昇などで外国債券の利子収入が伸びたほか、円安進行で外貨建て配当金の円換算額も増え、4月としては過去最大になった。
サービス収支は7215億円の赤字(同5578億円の赤字)。訪日客の増加で旅行収支が伸びた一方、研究開発や専門・経営コンサルティングを含む「その他業務サービス収支」の支払いが増加し、保険・年金サービスの赤字幅も拡大した。
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