2024-06-05 19:49World eye

75歳のフィジー首相、砲丸投げで銅メダル 国際大会

【ウェリントンAFP=時事】フィジーのシティベニ・ランブカ首相(75)が5日、同国の首都スバで開催されている「オセアニア陸上競技選手権大会」で、砲丸投げの75~79歳の部で3位に入賞した。≪写真はフィジーのシティベニ・ランブカ首相。シドニーで≫
 ランブカ氏は1974年、英連邦に属する国などが参加するコモンウェルスゲームズでフィジー代表として、ハンマー投げ、砲丸投げ、円盤投げ、十種競技に出場。またプロップとしてラグビー・フィジー代表にも選出された経験を持つ。
 一国の指導者がスポーツ大会に参加することは今に始まったことではないが、国際大会でメダルを獲得するのは珍しい。
 ランブカ氏は7.09メートルを投げ、3位に入賞。1位と2位はオーストラリア人の選手だった。
 ランブカ氏はフェイスブックに「75歳になるが、健康的な生活を習慣付けてもらうよう若い世代を刺激したい」と投稿した。
 3日には円盤投げに出場したが、4位入賞でメダルには一歩届かなかった。
 ランブカ氏は元軍人で1987年に2度のクーデターを率いた。除隊して政治家に転身すると、1992年から1999年まで首相を務めた。2022年12月、連立政権樹立に伴い23年ぶりに首相に返り咲いた。【翻訳編集AFPBBNews】

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