イラン大統領ヘリ墜落、破壊工作なし=通信異常や欠陥確認できず
【イスタンブール時事】イラン国営メディアによると、軍は29日、ライシ大統領らが死亡したヘリコプター墜落事故に関する新たな調査報告書を公表した。ヘリの残骸の散乱状況や機体の分析の結果、「飛行中や衝突寸前に破壊工作による爆発は起きなかった」と断定した。
軍は23日に初期報告を発表。機体に弾痕など攻撃を受けた形跡はないとして、事故だったとの見方を示していた。
今回の報告によれば、ヘリ操縦士との墜落前最後の交信は69秒間続き、非常事態を示す通話は録音されていなかった。通信システムの異常は確認できず、電波妨害に遭った痕跡も見つからなかったという。
[時事通信社]
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