屈指の大波、ヘルメットを=危険なサンゴ礁、着用推奨―五輪サーフィン
【チョープー(仏領タヒチ島)時事】パリ五輪開幕を2カ月後に控え、国際サーフィン連盟(ISA)はこのほど、五輪でのヘルメット着用を推奨すると発表した。サーフィン競技はパリから約1万6000キロ離れた仏領ポリネシアのタヒチ島で実施。世界有数のサーフスポットは屈指の難度でも知られる。
会場となるチョープーは、浅瀬のサンゴ礁にぶつかって起きる巨大な波が特徴。高さ7メートルにも達するといわれる美しい波は、巻き込まれると、水面のすぐ下にある堅いサンゴ礁にたたきつけられる危険もはらむ。米メディアによると、過去にはサーフィンでの死亡事故も発生。日本代表のオレアリー・コナーは「大好きな場所だが、今でもまだ怖さはある」と明かした。
五輪と同じ会場で行われているプロ大会のチャンピオンシップ・ツアーでは、複数の選手がヘルメットを着用して参加。リオ・ワイダ(インドネシア)は「練習で着けてみて、慣れれば五輪でもかぶるかも」と検討中のようだ。
日本代表の五十嵐カノア(木下グループ)は着用推奨について「大切なこと」としながらも、「転ばずに技を決めることに集中する」と、現時点では使用しない意向だ。ISAのフェルナンド・アギーレ会長は「選手の安全を最優先にして取り組んでいく」と話している。
[時事通信社]
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