女川2号機の安全対策完了=8年遅れ、9月再稼働へ―東北電
東北電力は27日、女川原発2号機(宮城県石巻市、女川町)の再稼働の前提となる安全対策工事が完了したと発表した。度重なる追加工事などで完了時期を7回延期。当初より約8年2カ月遅れた。9月ごろの再稼働、10月ごろの営業運転開始を目指している。
女川2号機は東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。事故後、同型で再稼働した原発はない。中国電力島根原発2号機(松江市)は12月を目指している。
安全対策工事は2013年5月に開始。当初、16年3月完了としていたが、原子力規制委員会の適合性審査の状況や追加の安全対策工事などを踏まえて遅れていた。
東北電の樋口康二郎社長は「引き続き安全確保を最優先に一つ一つのプロセスにしっかりと対応し、13年ぶりとなる再稼働に向けて確実かつ丁寧に進める」とのコメントを出した。
[時事通信社]
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