覚醒剤所持で誤認逮捕=別の男、取調室に隠す―神奈川県警
神奈川県警は24日、寒川町の会社員男性(40)を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で誤認逮捕したと発表した。別の男が取調室の机と壁の間に隠した覚醒剤を、男性の所有物と思い込んだという。覚醒剤は取調室に50日間隠されていた。
県警によると、昨年11月に平塚署で男性を同法違反(使用)容疑で取り調べた際、男性の足元に覚醒剤0.12グラムが入った袋が落ちているのを発見。男性は「自分の持ち物ではない」と否定したが、尿から覚醒剤成分が検出されたことなどから、今年2月に所持容疑で逮捕した。
その後のDNA型鑑定などの結果、昨年10月に同じ部屋で取り調べた無職の男(34)のものと判明。逮捕から8日後に男性を釈放、謝罪し、24日に男を所持容疑で書類送検した。今後、取調室を定期的にチェックするなどの再発防止策を講じるという。
崎山慶・県警刑事部長の話 誠に遺憾で、関係した方におわび申し上げる。今後は適正捜査を徹底し、再発防止に努める。
[時事通信社]
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