2024-05-10 19:06スポーツ

先行逃げ切りが理想=相手左サイドは要注意―ACLサッカー決勝・見どころ

 準決勝までとは逆で、決勝は横浜Mのホームから始まる。「アドバンテージを生かせるようにしたい。複数得点というのが一番肝になる」。松原が強調したように、暑い敵地での第2戦を考えれば、先行逃げ切りの形に持ち込むのが理想だ。
 再現したいのは、蔚山との準決勝第2戦で見せた猛攻だ。退場者を出して暗転したものの、3ゴールを奪った前半30分までは、相手に何もさせない完璧な内容だった。左肘を痛めているエウベルの状態は気がかりだが、3トップの出来が成否を握り、中央寄りのMF2人がシュートにいかに絡めるかもポイントになる。
 球際で激しく迫るアルヒラルに対し、ボールを素早く回すことが大事。相手が食い付いてきた背後は狙い目で、そのスペースを活用できれば、サイド攻撃から得点機は多くつくれるだろう。
 最近は、リードを守り切れない試合が目立ち、守備面では粘り強さと正確な対応が求められる。キューウェル監督が「ミスを誘い、スピードを持ったカウンターが強み」と分析したように、相手の速攻には鋭さがある。特に今大会11点を挙げている左サイドのラヒミには注意が必要だ。
[時事通信社]

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