米CIA長官がエジプト入り=ガザ休戦で協議か
【カイロ時事】米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が3日、エジプトの首都カイロに到着した。ロイター通信が報じた。エジプト治安当局者は、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの情勢について話し合うためと説明。休戦協議が議題になるとみられる。
イスラエルのネタニヤフ政権はハマスに提示した休戦案が拒否されると想定し、今後の対応を検討。ガザ最南部ラファへの地上侵攻開始の可能性を探っているとされる。
一方、ハマスの最高指導者ハニヤ氏は2日の声明で、「(休戦案を)前向きに検討している」と強調。交渉が行われるエジプトに代表団を近く派遣すると表明していた。
ただ、アラブの交渉関係者は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに、いかなる案でも「戦争終結への信用できる道筋」が含まれていなければ、ハマスは提案を拒否するとの見方を示した。
ハマスに提示された休戦案では、第1弾の人質解放後、戦闘終結に関して「議論する」との表現にとどまっているとされる。また、ネタニヤフ首相は、合意の有無にかかわらず、「完全勝利」まで戦闘を続けると繰り返し明言している。
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