2024-05-01 04:45

実行役か、20歳男を逮捕=神奈川で確保、被害者と接点なし―那須2遺体

 栃木県那須町の河川敷で会社役員夫妻の遺体が見つかった事件で、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は1日、死体損壊容疑で、実行役とみられる韓国籍の職業不詳姜光紀容疑者(20)=住居不詳=を新たに逮捕した。事件を巡る逮捕者は3人目。認否は明らかにしていない。
 実行役は2人組とみられており、捜査本部は残る1人の行方を追っている。姜容疑者と夫妻との接点は現時点で確認されていないという。
 逮捕容疑は4月16日未明から朝までの間、那須町内の河川敷で、宝島龍太郎さん(55)と幸子さん(56)夫妻の遺体を焼き、損壊した疑い。
 姜容疑者は同30日午後3時半ごろ、神奈川県大和市内のホテルから出てきたところを捜査員に確保された。 
 捜査関係者によると、姜容疑者ら2人は同15日夜、東京都品川区内のコンビニで、飲み仲間だった建設業平山綾拳容疑者(25)=同容疑で逮捕=にセダンを借りた。その後、同区内の空き家で、宝島さん夫妻と接触。那須町までセダンで夫妻を運んだとみられる。
 平山容疑者は、職業不詳佐々木光容疑者(28)=同容疑で逮捕=の指示を受け、姜容疑者ら2人に遺体処理を頼んだと供述。2人とは「昨年末から年明けごろにかけて知り合い、何度か一緒に酒を飲んだ」と話し、フルネームは知らなかったと説明している。
 事件を巡っては、佐々木容疑者が「別の人物から指示された」と話しており、捜査本部は他にも指示役がいるとみて調べている。
[時事通信社]

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