2024-04-28 19:58スポーツ

ベテランが打線に活=丸、久々の快音で3打点―プロ野球・巨人

丸佳浩選手
丸佳浩選手

 停滞していた巨人打線が、息を吹き返した。けん引したのは、今季初めて1番で先発したベテランの丸。「(1番は)切り込み隊長なので。チームに勢いを与えられたら」。言葉通り、3安打3打点の活躍で勝利に大きく貢献した。
 三回に先頭で打席に立ち、初球をたたいて右前打。自身8試合ぶりとなる安打が飛び出すと、「つきものが取れたじゃないけど、落ち着けたかな」。四回に先制の中前打、六回に右中間へ適時二塁打、八回には犠飛。好機でここぞとばかりに快音を響かせた。
 巨人が4得点以上をマークするのは14試合ぶり。好調な投手陣に支えられて貯金を維持しているが、この試合前の時点でチームの得点圏打率は1割9分4厘。打者の勝負強さを欠き、接戦で勝ち切れない試合もあった。
 しかし、この日は35歳のバットに引っ張られるように、今季最多に並ぶ12安打をマークして6得点。「なかなかうまくいかなくて苦しかったけど、いいきっかけにできたら」。自身にもチームにも価値ある白星を呼び込んだ。 
[時事通信社]

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