2024-04-28 19:33スポーツ

復帰の安田がけん引=打線奮起、連敗ストップ―プロ野球・ロッテ

3回、安打を放つロッテの安田=28日、ゾゾマリン
3回、安打を放つロッテの安田=28日、ゾゾマリン

 連敗中は7試合でわずか7得点。積み重なった鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、ロッテが今季初の2桁得点となる10点を挙げた。打線を引っ張ったのは、前日に腰痛による離脱から戦列復帰した安田だった。
 三回に先頭で打席へ。前日は快音こそ響かなかったものの感触は悪くなく、この日はテーマとして「狙い球を絞って打席に入っていた」と言う。追い込まれた後、ストライクゾーンに来た狙いと違う球をカットしファウル。続く緩い球を右前へ運んだ。
 2死一、二塁となった後、ポランコの右前打で二塁から生還。際どいタイミングだったが気迫あふれるヘッドスライディングで先制点をもぎ取った。ポランコがお立ち台で「安田、アリガトウゴザイマス」と感謝した好走塁で、この回一挙5得点の猛攻を呼び込んだ。
 25歳の安田は、23歳の山口とともに吉井監督が「若い子がしっかり打ってくれないと、マリーンズは前に進まない」と話す選手。この日は六回に二塁打、七回にも四球で出塁し、いずれも得点につながった。「ここから連勝していこうという雰囲気。もっともっと活躍したい」。1カ月近く離脱した分を取り戻す気概に満ちている。 
[時事通信社]

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