2024-05-10 08:00地域

13年目を迎えたユニバーサルカフェ 福岡市

 福岡市役所本庁舎1階ロビーの一画にある「ユニバーサルカフェ」が、開設から13年目を迎えた。障害の有無、言語や文化の違いを包み込もうと頑張っている。
 カフェは2012年4月にオープン。スタッフに障害者を迎えて就労支援したり、障害者の作品を展示・販売したりして活動を支える一方、福岡の特産品を紹介する役割も果たしてきた。
 運営は福祉に理解のある事業者が3年交代で担う。今春から担当するヤグラモン(福岡市)は、市内産の野菜を使いながら、イスラム教徒らに配慮したハラルフードの軽食も提供している。小型の同時通訳機を活用して多言語に対応。質の高い障害者の作品を積極的に展示するなど、取り組みを強化している。
 市財産管理課の担当者は「これからも障害者らの活動を支え、福岡の魅力を伝える場所としていきたい」と意欲を示す。【もぎたて便】

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