2024-04-27 09:03スポーツ

西尾、再びピッチへ=退場の悔しさ晴らせるか―サッカー五輪予選

調整に余念がない西尾(中央)=24日、ドーハ
調整に余念がない西尾(中央)=24日、ドーハ

 勝てばパリ五輪出場が決まる準決勝のイラク戦では、1次リーグ初戦の中国戦で悔しい思いをした男が戦列に帰ってくる。DF西尾隆矢(C大阪)。プレーと直接関係ないところで相手選手の挑発に乗り、肘打ちして一発退場。3試合の出場停止処分が科され、準々決勝まで出られなかった。
 退場後、10人になった日本は格下に思わぬ苦戦を強いられた。スタジアムの別室で1―0の勝利を見届けた西尾は試合後、仲間に謝罪した。「温かく迎えてくれて、笑ってくれた。また信頼を勝ち取りたい。プレーでしか証明できない」
 手を抜くことなく出番に備えた。第2戦のアラブ首長国連邦戦は、カタールリーグに所属する日本代表DF谷口彰悟と一緒にスタンドから試合を見守った。同じセンターバック(CB)の先輩、谷口は「勝ち上がれば出られる可能性がある。コンディションだけはしっかり、という話はした」と明かす。
 延長も含めて120分を戦った準々決勝のカタール戦で、木村(鳥栖)、高井(川崎)のCBコンビはフル出場し、体力面の消耗は大きい。西尾がイラク戦でピッチに戻る可能性は十分にある。(ドーハ時事)
[時事通信社]

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