円急落、34年ぶり157円台=日銀の金利据え置きで―NY市場
【ニューヨーク時事】週末26日のニューヨーク外国為替市場では、日銀が金融政策の現状維持を決めたことなどを受けて円売り・ドル買いが加速し、円相場は一時、1990年以来約34年ぶりに1ドル=157円台に急落した。日本の金融当局による為替介入への警戒感が強まっている。
午前10時37分現在は157円00~10銭と、前日午後5時比1円41銭の大幅な円安・ドル高。
日銀は26日、金融政策の現状維持を決定。東京市場で円相場は90年5月以来34年ぶりに156円台に突入した。植田和男総裁がその後の記者会見で「(円安が)今のところ基調的な物価に大きな影響を与えていない」などと発言し、円売り・ドル買いが一段と進んだ。
一方、当局による介入への警戒感が広がる中、海外市場では154円台に急伸する場面もあったが、再び157円台まで下落した。
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