2024-04-26 19:06スポーツ

FW陣に待望ゴール=細谷と内野航―サッカー五輪予選

カタール戦の延長前半、勝ち越しゴールを決める細谷(左)=25日、ドーハ
カタール戦の延長前半、勝ち越しゴールを決める細谷(左)=25日、ドーハ

 【ドーハ時事】サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア・カップで25日、日本は8大会連続12度目の五輪出場まであと1勝とした。開催国カタールを延長戦の末に4―2で退けた準々決勝では、ここぞの場面でFW陣が輝いた。
 退場者を出して10人のカタールに勝ち越せないまま、迎えた延長前半10分。ゴール前でパスを受けた細谷(柏)が相手選手を背負いながら絶妙のトラップで前を向く。「そこに打ったら、だいたいあそこに入る」。幾度となくゴールに沈めてきたストライカーらしい感覚で、GKの股の間を抜く決勝点を挙げた。
 1~2月に参加したA代表のアジア杯では振るわず、Jリーグでも無得点。これほどゴールから遠ざかるのは高校1~2年時以来だったという。「大アウェーの中で決めたのもすごくうれしかった」。派手に喜んだ。
 とどめの4点目を奪った内野航(筑波大)にも、思うところがあった。1次リーグ3試合でFW陣は無得点だと記事に書かれ、「言われなくても分かっている。結果で黙らせる」。図らずも、耳に手を当てる細谷と同じゴールパフォーマンスが出た。
 チーム全員が自分のことのように喜んだFW陣のゴール。切符獲得へまた一つ、勢いを得た。
[時事通信社]

カタール戦の延長後半、攻め上がる内野航太郎(左)=25日、ドーハ
カタール戦の延長後半、攻め上がる内野航太郎(左)=25日、ドーハ

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