円下落、一時156円82銭=日銀会合後に乱高下―東京市場
26日の東京外国為替市場では、日銀が金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めたことを受け、円相場が一時1ドル=156円82銭まで急落した。1990年5月以来、約34年ぶりの水準。ただ、市場では政府・日銀の為替介入への警戒感が強く、夕刻には瞬間的に154円台に急騰するなど乱高下する場面もあった。
午後5時現在は156円70~71銭と前日比1円08銭の円安・ドル高。
歴史的な円安に対する日銀の対応に注目が集まる中、昼すぎに政策の現状維持が伝わると、155円40銭台だった円相場は156円台に急落。記者会見で植田和男日銀総裁が、現状の円安について「基調的な物価上昇率に今のところ大きな影響を与えていない」などと発言すると、一段と下げ幅を広げた。市場では「為替に対する認識に危機感が感じられなかった」(大手証券)との声が上がった。
その後、欧州勢が参戦する午後5時前後になるとにわかに円買いが強まり、154円台に急騰。だが、すぐに売りに押され、再び156円台に値を下げた。市場では、円買い・ドル売り介入の可能性を指摘する声がある一方、円の上昇が一時的だったことから、「投機筋の仕掛けだった可能性もある」(大手銀)との声も聞かれた。
[時事通信社]
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