金融庁、楽天系に報告命令=保険3社対象、システム開発巡り
金融庁が楽天グループの保険事業を担う3社に対し、保険業法に基づく報告徴求命令を出したことが25日、分かった。3社で開発を進めている生損保一体型の基幹システム開発の進展状況を確認する。発注過程に問題がなかったかどうかも調べる。
関係者によると、命令は23日付。楽天生命保険、楽天損害保険と、楽天の保険事業を統括する楽天インシュアランスホールディングスの3社に対し、5月末までに報告を求めた。
生保、損保の契約情報は一般的にそれぞれのシステムで管理するが、3社はシステムを一体化することで契約者へのサービスを向上できるとして、昨年11月に一体型システムの構築を開始したと発表していた。しかし、開発費用が想定より増え、開発計画も大幅に滞っているとみられる。
[時事通信社]
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