2024-04-24 23:45スポーツ

横浜M、悲願へあと一つ=1人退場を耐える―ACLサッカー

蔚山戦の前半、自身2点目のゴールを決める横浜Mの植中(中央)=24日、日産スタジアム
蔚山戦の前半、自身2点目のゴールを決める横浜Mの植中(中央)=24日、日産スタジアム

 死力を振り絞り、横浜Mがアジア王座への挑戦権をつかみ取った。2ゴールを挙げた植中は「本当にうれしいの一言に尽きる」。1人少ない状況を耐え抜き、PK戦の末勝利。冷雨の中、日産スタジアムが歓喜に包まれた。
 アウェーの初戦を0―1と折り返し、迎えた勝負の第2戦。横浜Mは開始30分で3ゴールを奪う願ってもないスタートを切った。だが楽勝ムードはすぐに暗転。前半35分すぎにCKであっさり失点をすると、5分もたたない内に速攻を受け、上島がハンドの反則を取られて一発退場。PKを決められ、2戦合計スコアで並ばれた。
 後半も延長戦も10人で蔚山の猛攻をひたすらしのいだ。120分間で浴びたシュートは32本。VAR、GKポープの好守、ポストに救われる運もあった。「きょうの試合がホームでよかった」と水沼。PK戦まで持ちこたえるしか選択肢がない苦しい戦いで、サポーターの後押しも味方した。
 激闘を制し悲願まであと一つ。PK戦で5人目をセーブしたポープは「まだマリノスが取っていないタイトル。これを取るか取らないかでクラブの今後も変わってくる」。日本勢2連覇の期待も背負って、決勝へ向かう。
[時事通信社]

蔚山戦のPK戦で、シュートを止める横浜MのGKポープ=24日、日産スタジアム
蔚山戦のPK戦で、シュートを止める横浜MのGKポープ=24日、日産スタジアム

最新動画

最新ニュース

写真特集