2024-04-24 14:33経済

「町長は辞職相当」=第三者委がセクハラ認定―岐阜県池田町

岐阜県池田町の岡崎和夫町長のハラスメントに関する調査報告書を第三者委員会の幅隆彦委員長(手前右)から受け取る同町の牛嶋勝一副町長(同左)=24日午前、同町
岐阜県池田町の岡崎和夫町長のハラスメントに関する調査報告書を第三者委員会の幅隆彦委員長(手前右)から受け取る同町の牛嶋勝一副町長(同左)=24日午前、同町

 岐阜県池田町の岡崎和夫町長(76)からセクハラ被害を受けたと複数の女性職員らが訴えていた問題で、町の第三者委員会は24日、女性職員と元職員15人に対するセクハラ行為を認定する報告書を公表した。同委の調査に対し、虚偽の弁明をするなど反省の態度もないとして「町長は辞職するのが相当だ」と指摘した。
 岡崎氏は2003年初当選し、現在6期目。25日に記者会見する。
 同委は昨年10月から調査を開始。報告書によると、20年ほど前から職員らの手や胸を触ったり、「結婚しないの」などと発言したりしていた。うち一人には陰部を触る行為に及び、この女性とは示談が成立している。職員と元職員計843人へのアンケートには475人が回答。10人がセクハラ被害を受けたと答えたほか、セクハラ被害を見たり聞いたりしたという人が41人いた。
 報告書は、こうした被害が長年にわたり潜在化した理由として、岡崎氏が人事権を掌握し強い影響力を持っていたことなどを挙げた。 
[時事通信社]

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