包括的な協力拡大合意=1月に攻撃応酬も関係修復―イラン、パキスタン
【ニューデリー時事】パキスタンを訪問中のイランのライシ大統領は22日、イスラマバードでシャリフ首相と会談した。パキスタン政府によると、両首脳は今後5年間のうちに2国間貿易額を100億ドル(約1兆5400億円)に増やすことや、エネルギー分野や対テロも含めた包括的な協力拡大で合意した。
両首脳はまた、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ攻撃を「無差別な武力行使」と強く非難。即時かつ無条件の停戦に向けた国際的な取り組みの必要性を強調した。
イランが1月、反政府武装組織のパキスタン領内の拠点を無人機などで空爆したことをきっかけに両国間で攻撃の応酬に発展。双方に死傷者が出た。その後、関係修復のため両国の外相が会談。ライシ師の早期のパキスタン訪問を申し合わせていた。
[時事通信社]
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