2024-04-22 18:49経済

町長のハラスメント認定=第三者委が報告書―愛知県東郷町

愛知県東郷町長のハラスメントに関する調査報告書を同町の近藤悦規副町長(右)に提出する第三者委員会の堀龍之委員長=22日午後、同町
愛知県東郷町長のハラスメントに関する調査報告書を同町の近藤悦規副町長(右)に提出する第三者委員会の堀龍之委員長=22日午後、同町

 愛知県東郷町の井俣憲治町長(57)がパワハラ、セクハラをした疑いがあるとの指摘を受け、町が設置した第三者委員会は22日、「継続的に複数の職員に、さまざまなハラスメントを行ってきた」とする調査報告書を公表した。「死ね」「いつ巨乳になって帰ってくるの」など多数の不適切発言があったとしている。
 井俣氏は「26日前後に記者会見を開く」とのコメントを発表した。
 報告書によると、井俣氏は就任した2018年からハラスメントを繰り返していた。「飛ばすぞ」と人事上の不利益を示唆したり、「朝、キスしてくるの」など性的な質問をしたりしたほか、男性職員に「育休を1年取ったら殺すぞ」と発言したこともあったという。
 井俣氏を巡っては、部長級職員が昨年10月、全職員にアンケートを行い、パワハラなどがあったとする回答結果を公表した。町は12月、弁護士らによる第三者委を設置し、改めてアンケートを実施。職員ら計739人中582人から回答があり、うち108人が町長からハラスメントを受け、138人が目撃したと答えた。
 第三者委は結果を分析し、井俣氏らから聞き取りなどを行った。井俣氏は不適切発言を認め謝罪しており、進退について「第三者委の結論を待って判断したい」としていた。 
[時事通信社]

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