2024-04-20 19:29スポーツ

木村、感謝の先制弾=けが明けの招集に応える―サッカー五輪予選

アラブ首長国連邦戦、ヘディングで競り勝つ日本の木村(左)=19日、ドーハ(AFC提供)
アラブ首長国連邦戦、ヘディングで競り勝つ日本の木村(左)=19日、ドーハ(AFC提供)

 【ドーハ時事】サッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア杯カタール大会で19日、8大会連続12度目の出場を目指す日本は1次リーグB組第2戦でアラブ首長国連邦に2―0で快勝し、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。前半、CKの流れから頭で先制点を奪ったのは、けがから復帰したばかりのDF木村誠二(鳥栖)だった。
 「優勝とかパリの切符とか、全員で目標設定している部分はあるが、僕自身で言えば結果で感謝を表したかった」。そう心境を表した。
 今季F東京から期限付きで鳥栖に移籍し、シーズン前のキャンプに入ってすぐ左太もも裏を痛めた。大会前にJ1で1度フル出場しただけで、チームに合流。初戦の中国戦では西尾(C大阪)が一発退場した後、急きょ出番が回り、無失点勝利に貢献した。
 大岩ジャパンでは常連と言える存在だったが、3月の強化試合は招集外。「また違った状態で見ることができて、悪くはなかった」と振り返る。2年間、代表活動に呼ばれた選手はのべ86人。誰が出ても同じようにアグレッシブに戦うことができるチームの中で、周囲の選手の特長を知り尽くす。西尾の出場停止が明けるのは準決勝。背番号5の存在は大きい。
[時事通信社]

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