グローバルサウスと連携を=投資や人材確保を提言―諮問会議
政府は19日、経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)を開き、東南アジアやインド、アフリカなど「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国との連携強化策を議論した。民間議員は、日本の生産性引き上げや経済安全保障の強化を図るため、民間投資拡大に向けたインフラ整備の支援や高度人材の一段の受け入れを政府に提言した。
岸田首相は会議で、人口減少下での持続的な経済成長を実現するため、「グローバルサウスとの関係強化を戦略的に進める」と強調した。
民間議員は、政府開発援助(ODA)を通じて港湾や物流などのインフラを一体整備することで、現地の社会課題解決とともに日本企業が進出しやすくなると指摘。経済安保強化の観点から、重要鉱物の長期的な権益確保の支援も求めた。
[時事通信社]
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