2024-04-19 18:32経済

教員月給上乗せ「10%以上」=教科担任、小学3年から―残業45時間内・中教審部会

 中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会は19日、公立学校教員の待遇改善や労働面での負担軽減に関する素案を示した。残業代の代わりに月給の4%を上乗せして支給している「教職調整額」を「10%以上」に引き上げるよう提言。教科担任制の小学校3、4年生への拡大や、若手教員をサポートする新たなポスト創設も求めたほか、全教員が時間外勤務を月45時間以内とする目標を掲げた。
 長時間労働が常態化している教員の給与を増やすとともに勤務時間を縮減し、人材の確保につなげる。特別部会は昨年6月から議論を開始。来月に総合的な方策として取りまとめる予定だ。教職調整額の増額に関し、文科省は教職員給与特別措置法(給特法)改正案を来年の通常国会に提出することを視野に入れている。 
[時事通信社]

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