帰ってきた横浜の大砲=DeNA筒香、古巣で再起を―プロ野球
降りしきる雨の中、5季ぶりに筒香の応援歌が響き渡った。横浜を代表する大砲が、慣れ親しんだ球場に再び登場。「横浜スタジアムで再び野球ができることに、非常に興奮している」。駆けつけた約9600人のファンの前で、背番号「25」のユニホームに袖を通した。
DeNAをけん引したスラッガーは夢を追い掛けて2019年オフに海を渡ったが、思うような結果は残せなかった。レイズをはじめ複数の球団を渡り歩き、マイナーや独立リーグでプレーしながらメジャー入りを模索。「毎日が生きるか死ぬかの勝負の日々。非常に大きな財産となった」。野球観や人生観にも変化をもたらした。
ジャイアンツを3月に退団したが、日本球界復帰に乗り気ではなかった。そんな中で、「ベイスターズで優勝したいという思いが、日本でプレーするモチベーションになった」。複数球団と交渉し、最後に選んだのは慣れ親しんだ古巣だった。
紆余(うよ)曲折を経て帰ってきた32歳。外野や一塁の定位置争いが待っているが、「自分のパフォーマンスでポジションを取りにいく」。頼もしい姿を取り戻し、横浜を盛り上げようとしている。
[時事通信社]
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