NBA、賭博違反で選手を永久追放 ラプターズのポーター
【ニューヨークAFP=時事】米プロバスケットボール協会(NBA)は17日、NBAの試合に賭けるなどしたとして、トロント・ラプターズのジョンテイ・ポーターに永久追放処分を科したと発表した。≪写真は米プロバスケットボール〈NBA〉のアダム・シルバーコミッショナー≫
NBAによれば、ポーターは自身の健康状態に関する情報を賭けをする人物に共有したり、自身のプレーに対する賭けに影響を与えるために自ら試合を退いたりもした。
NBAのアダム・シルバーコミッショナーは「われわれのファンやチーム、関係する全ての人にとって、NBAの競技の完全性を守るほど重要なことはない」として、賭博に関する規定に違反したポーターに「最も厳しい処分」を科したと説明。同選手の行為を「大罪」だと非難した。
NBAは、ポーターが出場した試合で不審な賭けのパターンがあったとの報道を受け、3月に調査を立ち上げていた。
調査では、ポーターが1~3月に少なくともNBAの13試合を対象に、知人のオンラインアカウントを使って総額5万4094ドル(約833万円)を投じ、2万1965ドル(約339万円)をもうけていたことが分かった。自身が出場した試合には賭けていなかったが、ラプターズ戦も絡んだ複数の試合を対象とした賭け方もしていた。
NBAは、調査は現在も進行中で、連邦当局に情報を共有しているとしている。
24歳のポーターは、デンバー・ナゲッツに所属するスター選手マイケル・ポーター・ジュニアの弟で、今シーズンはラプターズと傘下のGリーグのチームを行き来していた。ラプターズでは今季26試合に出場し、1試合平均4.4得点、3.2リバウンドだった。
米国では2018年に最高裁がスポーツ賭博を禁ずる連邦法を撤廃し、その後は大半の州で合法化されているが、プロスポーツリーグは選手が自らのリーグへ賭けることを禁じたり、賭け方を制限したりしている。
先日には大リーグ(MLB)・ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の通訳だった水原一平容疑者が、違法賭博で負った借金の返済のため大谷から1600万ドル(約24億5000万円)を盗んだとされる事件があり、MLBに激震が走ったばかりだった。【翻訳編集AFPBBNews】
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