米国連大使、拉致家族と面会=帰国実現「取り組む」
来日中の米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は18日午前、北朝鮮による拉致被害者家族と首相官邸で面会した。家族側は拉致問題の早期解決に向けた支援を要請。大使は「あらゆる機会を捉えてこの問題を取り上げたいし、全ての家族の帰国を目指して取り組みたい」と強調した。
横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟で家族会代表の横田拓也さんは「日米が中心となり、暴挙に強く抗議し、(解決を)強く迫る必要がある」と主張。全被害者の一括帰国など条件付きで日本独自の制裁解除に反対しない家族会の方針にも理解を求めた。母の早紀江さんは「88歳になってしまったので、元気な間に何とか(娘に)会いたい」と訴えた。
拉致問題担当相を兼ねる林芳正官房長官も同席。面会後の記者会見で「拉致問題の解決に向け、米国をはじめ関係国と緊密に意思疎通していく」と述べた。
[時事通信社]
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