2024-04-17 19:01経済

和歌山県産みかんのビール開発へ=岸本知事らが東京・羽田で仕込み式―信金ネットワーク

麦汁の入った釜に和歌山県産みかんの果皮を投入する同県の岸本周平知事(中央)ら=17日午後、東京都大田区
麦汁の入った釜に和歌山県産みかんの果皮を投入する同県の岸本周平知事(中央)ら=17日午後、東京都大田区

 城南信用金庫など全国の信金でつくる「よい仕事おこしネットワーク」は17日、東京・羽田で、和歌山県産のみかんを使ったクラフトビールの仕込み式を行った。同県の岸本周平知事や生産者らが、麦汁の入った釜にみかんの果皮を投入。岸本氏は「胸が躍るわくわくする気持ち」と笑顔を見せた。
 ビールは、羽田空港に隣接するレストラン「HANEDA SKY BREWING」内の醸造所で作る。今後、同県産のみかんジュースも入れて5月下旬に完成、レストランで販売する予定だ。岸本氏は「2025年大阪・関西万博の機運醸成が課題なので、関連イベントでも宣伝したい」と述べた。
 信金ネットワークは、自治体などと共に各地の名産品を活用した新商品を開発し、PRする地域連携プロジェクトを展開している。今回はみかんの生産量が全国1位の和歌山県とタッグを組んだ。
 生産者の伊藤農園(和歌山県有田市)の伊藤彰浩社長は、「みかんが持つ豊かな風味と魅力を新しい形で届ける試み」と期待。城南信金の川本恭治理事長は「和歌山県の魅力を日本中に発信できる」と力を込めた。 
[時事通信社]

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