訪日客、単月最高308万人=3月、コロナ禍前比1割増
日本政府観光局が17日発表した3月の訪日外国人数(推計値)は前年同月比69.5%増の308万1600人だった。単月で初めて300万人を突破し、過去最高を更新した。コロナ禍前の2019年3月に比べても11.6%増加した。
桜の開花時期に合わせて多くの外国人観光客が訪れ、韓国や台湾からの旅行者数が堅調に推移した。円安も追い風となり、米国やフィリピンなどからもコロナ禍前に比べて大幅に増え、全体を押し上げた。
国・地域別で最も多かったのは韓国の66万3100人。これに台湾が48万4400人で続いた。中国は45万2400人で、コロナ禍前の約65%まで回復した。ただ、春節(旧正月)休暇を終え、前月までの回復ペースからは伸びが鈍化した。
米国はコロナ禍前と比べて64.3%増の29万100人。フィリピンは63.2%増の7万8800人だった。
1~3月の累計は855万8100人と、同じ時期としては過去最高を更新した。政府は年間の訪日客数について、過去最高だった19年の3188万人を25年までに上回る目標を掲げており、高橋一郎観光庁長官は「このペースで進めば今年、前倒しで達成できる」と手応えを口にした。
一方、観光庁の集計によると、1~3月期の訪日外国人による消費額は1兆7505億円に上り、四半期ベースで過去最高だった。1人当たりの消費額は20万8760円と、政府が25年までの達成を目指す20万円を上回った。平均の宿泊日数が増えていることに加え、円安や物価高が影響したとみられる。
最新動画
最新ニュース
-
米大統領、反戦デモの暴徒化非難=中東政策変えず―緊急演説で表明
-
NY株、続伸=FRB議長発言で安心感
-
真意は「米が移民の国」=バイデン氏発言で釈明―高官
-
「世界一貧しい大統領」に食道がん=国内で放射線治療へ―ウルグアイ
-
北朝鮮に石油精製品供給=日米韓、月内に追加制裁へ―ロシア
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手