暴言などの相談、最多485件=日本スポーツ協会
日本スポーツ協会(JSPO)は17日、スポーツ界における暴力や暴言などの相談窓口に寄せられた声が、2023年度は過去最多の485件だったと発表した。これまで最も多かった22年度の373件から約1.3倍に増えた。JSPOは増加の理由として、新型コロナウイルス禍が明けてスポーツ活動が再開していることや、相談窓口の認知度が高まったことなどを挙げた。
相談内容の内訳は、暴言が全体の39%と最も多く、パワーハラスメントが22%、暴力は10%だった。暴力行為は「顔をたたく」、暴言は「バカ、あほ、下手くそ、お前なんかいらない」などがあった。調査が始まった14年度からの総計で、被害者の割合は小学生が42%と最も多く、JSPOは「指導者から不適切行為を受けても、声を上げづらい立場にいる子どもたちが被害者になるケースが多いと考えられる」としている。
[時事通信社]
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