ガザ北部に戦車を再展開=「学校包囲」と住民証言―イスラエル軍
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を継続するイスラエル軍は16日、先に撤収していたガザ北部の都市へ再び戦車部隊を移動させた。地元住民の証言としてロイター通信が報じた。
戦車はガザ北部ベイトハヌーンに進軍し、避難民が身を寄せている学校を包囲。住民の一人は「占領軍(イスラエル軍)の兵士らは学校内にいた家族や付近の住民に退避を要求した。多くの男性が拘束された」と振り返った。
ベイトハヌーンは昨年10月に始まったハマスとの軍事衝突でイスラエルが最初に標的とした地域の一つで、既に市街地の多くの建物が破壊されている。イスラエル軍の撤退後、ベイトハヌーンなどに戻った市民は16日、再び避難を強いられた。
[時事通信社]
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