桜の下で熱戦「人間将棋」 山形県天童市
将棋駒の生産量が日本一を誇る山形県天童市で、人間を将棋の駒に見立てて対局する「人間将棋」が2日間の日程で行われた。満開の桜の下、応募者の中から選ばれた40人の「駒武者」が巨大な盤上で動き回った。
2日目は広瀬章人九段と戸辺誠七段が対局。2人は武者言葉を使って冗談や思い出話を交えながら熱戦を繰り広げた。
人間将棋では全ての駒を動かすといった独自のルールがある。飛車を多く使う戸辺七段に対し、広瀬九段が「人間将棋において不公平じゃないか」と言うと、戸辺七段は「飛車には愛着があるのじゃ」と返して笑いを誘った。
対局は120手で広瀬九段が勝利。5万3000人の観客が詰め掛けた。【もぎたて便】
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