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2024-04-16 17:43World eye

スレーター「これで終わりの感じする」 ５２歳のレジェンドサーファー

【パースＡＦＰ＝時事】ワールドサーフリーグ（ＷＳＬ）男子で１１度の世界王者に輝いたケリー・スレーター（米国）が、１６日に豪マーガレットリバーで行われた大会で敗退し、ＷＳＬのチャンピオンシップツアー（ＣＴ）出場権を失った後、「これで終わりの感じがする」と発言した。≪写真は、ワールドサーフリーグの男子チャンピオンシップツアー第５戦のマーガレットリバー・プロで、波に乗るケリー・スレーター≫
　５２歳のレジェンドサーファーのスレーターは、インタビューで涙をこらえながら「これで終わりの感じがするが、別の何かの始まりであり、残りの人生の始まりだ」と話した。
　今後フィジーで行われる大会のワイルドカード（主催者推薦）も申請したと明かし、引退するとは断言しなかったが、過去にも現役生活終了を示唆する発言を何度か残しており、すでに今夏のパリ五輪出場も逃している。
　この日の競技後は感極まった様子で、肩車をされてビーチから引き上げる際には、ファンや仲間の選手たちから拍手が起こった。
　３度の世界王者で、自身は２０１８年に引退したミック・ファニング氏はインスタグラムで、スレーターの「信じられないようなキャリア」をたたえ、「すべての記憶とバトルをありがとう」とねぎらいのコメントを送った。
　スレーターは１９９０年にデビューすると、その２年後に当時２０歳で初の世界タイトルを獲得した。最後に世界一に輝いたのは２０１１年で、世界王者の最年少記録と最年長記録の両方を保持し、史上最高のプロサーファーとしての呼び声が高い。【翻訳編集ＡＦＰＢＢＮｅｗｓ】

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