2024-04-14 20:07スポーツ

土壇場で見せた集中力=G大阪、ロスタイムに2ゴール―Jリーグ

鳥栖に勝ち、喜ぶG大阪の三浦(右から2人目)ら=14日、パナスタ
鳥栖に勝ち、喜ぶG大阪の三浦(右から2人目)ら=14日、パナスタ

 もどかしい展開でもしぶとく攻め続けた。劇的な逆転勝利を飾ったG大阪のポヤトス監督は「昨年まではこういう試合を落としてきたが、きょうは勝ち切れた」と振り返った。
 同点の後半11分に退場者を出した鳥栖に、10人でゴール前を固められたが、サイドを広く使ってクロスから何度もシュートに持ち込んだ。粘りが実る。ロスタイムを終える直前。宇佐美の左からのクロスをジェバリが胸で落とし、三浦が右足を振り抜いた。最後の最後で決勝点が生まれた。
 直近3試合は無得点。10日の横浜M戦は21本ものシュートを決め切れなかった。決定力を課題としていたが、前半の坂本の同点ゴールも決まったのはロスタイム。集中力を切らさなかった戦いを、「みんなが諦めなかった結果がゴールにつながった」と三浦。
 5試合ぶりの白星で連敗も2で止めた。中谷は「ここで引き分けたりすると、昨季までと同じようなシーズンになる。上の順位にいくために大きな勝利だった」。この勝利が一皮むけるきっかけとなるか。 
[時事通信社]

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