自民・塩谷氏、再審査を請求=裏金事件、離党勧告に不服
自民党の塩谷立・元総務会長は12日、安倍派の裏金事件を受けた「離党の勧告」処分を不服として、岸田文雄首相(党総裁)に再審査を請求した。国会内で記者団に、キックバック(還流)に関する党の調査を疑問視した上で、「党全体の問題であり、首相の責任も問われるべきだ」と訴えた。
同党は16日の総務会で扱いを協議する方向。党紀委員会が4日に処分を決定した議員ら39人のうち、再審査の請求は初めてとみられる。
塩谷氏は「事実誤認が多々ある。執行部のお膳立てで党紀委が形式的に行われ、詳しい説明もないのは大変残念だ」と批判。「(自らの)政治的、道義的責任は重く受け止める」としつつ、「事実確認に基づいた審査をお願いしたい」と求めた。
党規律規約によると、再審査は総務会で「相当の理由」があると認められた場合に行われる。離党勧告は8段階の処分で2番目に重く、従わなければ最も重い「除名」となる。ただ、再審査に関する判断が出るまで、離党勧告の効力は生じない。
これに関し、塩谷氏は処分が覆らなければ、離党を検討する意向を示した。
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