息子殺害、交渉に影響せず=人質の居場所特定に「時間必要」―ハマス最高指導者
【カイロ時事】イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏は11日、息子3人がイスラエル軍によって殺害されたことに関し、パレスチナ自治区ガザでの休戦交渉に影響しないとの認識を示した。同氏は「パレスチナの利益が全てに優先される」と強調した。ロイター通信が報じた。
ハニヤ氏はまた、「われわれは合意に達しようと努めているが、占領者(イスラエル)が要求に対する回答を先延ばししている」と訴えた。ハマスは、6週間の戦闘休止と人質の解放を含む休戦案に対する回答を近く示すとされる。ただ、ハマスは恒久的な停戦やイスラエル軍のガザ撤退などを求めており、双方の溝は深い。
報道によると、ハマス幹部は11日、ガザで拘束している人質について、居場所など正確な情報を得るためには「時間と安全」が必要だと主張した。同幹部は「人質は別々の場所におり、一部はがれきの下で死亡している」と述べた。
[時事通信社]
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