2024-04-10 22:58スポーツ

松葉、自在の投球に打撃も=最高のムードで戦う中日―プロ野球

 自在の投球だった。中日の松葉は打者の内外角を突きながら独特の間合いでタイミングをずらし、六回途中まで2安打1失点。「何とか粘り強く」と集中した今季初登板のマウンドを、堂々の白星で飾った。
 強打のDeNAを相手に臆することなく投げられたのは、今の好調なチーム状況が背景にある。松葉は「味方が最初から点を取ってくれたおかげで、いい投球ができた」と強調。気持ちのゆとりが好投を引き出し、自らのバットでも2安打1打点をたたき出した。
 打線は一回に細川が左前先制打、その後もチャンスを生かして効果的に得点。三回に適時打を放った三好は「松葉さんが目の前で打ったので、自分も何とかしたかった」。終わってみれば15安打。立浪監督は「周りが打てば、他の選手も打ってやろうという気持ちになる」と振り返った。
 5連勝は3年ぶり。連勝中に失ったのはわずか2点と、投手陣も奮闘した。攻守に相乗効果を生んで単独首位に立つ中日は、最高のムードで戦っている。
[時事通信社]

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