2024-04-10 15:18スポーツ

逆境でケーンら奮闘=バイエルン、動じず―サッカー欧州CL

アーセナル戦でプレーするバイエルン・ミュンヘンのケーン(左)=9日、ロンドン(AFP時事)
アーセナル戦でプレーするバイエルン・ミュンヘンのケーン(左)=9日、ロンドン(AFP時事)

 【ロンドン時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は9日、各地で準々決勝第1戦が行われ、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)は、敵地でアーセナル(イングランド)と2―2で引き分けた。
 前の試合で騒動を起こしたため、自チームのサポーターは入場を許されず、「完全アウェー」となったスタジアム。バイエルンがボールを失うたびに歓声が湧き、ゴールの際は静まり返った。
 やりにくい状況でも、選手は動じずにプレーした。中でも奮闘したのがロンドン出身のケーン。前線にとどまらず、ピッチの至るところに顔を出し、的確にプレー。いったんリードを奪ったPKも冷静に決めた。頼れるエースはテレビインタビューで「ウェンブリー(スタジアム)でのCL決勝はイングランドの人間として大きな夢。道のりは長いが、また一歩進むことができた」と話した。
 今季はドイツ・カップで早々に敗退し、リーグ戦も12連覇は絶望的。傷だらけの状態で、CLを勝ち抜いてきた。今季限りで退任するトゥヘル監督は「どんな状況でも全力を尽くす姿勢に変わりはない。この大会にすべてを注ぐだけ」。敵地での逆境を乗り越え、ホームでの勝利を見据えた。
[時事通信社]

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