70代が3人、90代も=紅麹問題の死者5人―腎臓学会など
小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントを摂取した人から健康被害の訴えが相次いでいる問題で、厚生労働省と日本腎臓学会は9日、これまでに判明している死者5人の内訳を公表した。年齢は70代が3人、90代と不明が1人ずつで、男性2人と女性3人。5人のうち3人は前立腺がんや悪性リンパ腫、高血圧などの既往症があったという。
同学会の会員医師を対象に3月27日から行っているアンケート調査で、今月4日までに報告された95人の被害状況も発表。男性29人、女性66人で、50代が43人だった。
大半の患者で、腎臓にある多数の「尿細管」が傷つき、カリウムやリンなど身体に必要な成分が再吸収されない「ファンコニー症候群」に特有の症状が見られた。必要成分が尿中に過剰排出されると、筋力低下や脱水症状、骨軟化症を起こすこともある。先天性と後天性があり、後者の場合は薬剤が原因の一つに考えられるとしている。
[時事通信社]
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