ライドシェア、普及に課題=地域、運行時間が限定
全国各地でタクシー不足が問題となる中、移動手段の確保に向け、一般ドライバーが自家用車を使って有償で客を運ぶ「ライドシェア」が始まった。国の規制緩和に伴うサービス開始だが、運行できる地域や時間が限られるなどの課題も多く、タクシー不足解消につながるかは未知数だ。
ライドシェアは、タクシー配車アプリ「GO」や「ウーバー」などを通じ、8日から東京、神奈川、愛知、京都の4都府県の一部地域で利用が可能になった。5月以降には北海道や大阪府、兵庫県など8道府県の一部でも導入予定だ。
サービスはタクシー会社の管理下で行う仕組みで、各社がドライバーと雇用契約を結び、研修や車両点検などの責任を負う。乗車前には飲酒や健康状態のチェックも行う必要がある。
ただ、今回認められた実施区域はタクシー会社が少ない地域ではなく、大都市圏にとどまった。競争激化を懸念するタクシー業界に配慮したためで、運行時間も夜間や早朝に限定された。「隙間時間で働きたいドライバーを取り込みづらい」(業界関係者)との指摘もある。
運賃もタクシーと同水準と定められた。需給に応じて運賃を変動させる「ダイナミックプライシング」の導入を望む声もあるが、タクシー業界や労働組合では懸念の声が強い。
最新動画
最新ニュース
-
レーバークーゼンが先勝=サッカー欧州リーグ
-
Rソックス上沢、メジャー初登板=救援で2回無失点―米大リーグ
-
トナリ、2カ月出場停止=元イタリア代表、賭博規定に違反―欧州サッカー
-
「ハマス、休戦案拒否」想定=ラファ侵攻の可能性協議―イスラエル
-
米パラマウントに買収提案=投資会社と4兆円で―ソニー陣営
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手